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トランス脂肪酸の軽減

はじめに

消費者庁より事業者の自主的な取り組みのためのガイドラインとして「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針」が公表されています。 トランス脂肪酸につきましては、お客様の関心が高いことから、現時点でのトランス脂肪酸、飽和脂肪酸およびコレステロールに関して入手できる情報を弊社ホームページでお伝えいたします。 商品において使用する油脂などの見直しを行いながらトランス脂肪酸の低減化を進め、適切な情報をご提供してまいります。

トランス脂肪酸とは

マーガリン、バター、サラダ油などの油脂は、脂肪酸とグリセリンという分子からできています。

脂肪酸は炭素、水素、酸素から構成され、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があります。不飽和脂肪酸はシス型とトランス型に分けられ、二重結合のまわりの構造がトランス型のものをまとめてトランス脂肪酸と呼んでいます。

トランス脂肪酸の健康への影響

トランス脂肪酸を多く摂り続けると、血液中のLDL(悪玉)コレステロールを増やし、HDL(善玉)コレステロールを減らす冠動脈性心疾患のリスクを高めることが示されています。

WHO(世界保健機構)とFAO(食糧農業機関)は、心臓血管系の健康増進のため、食事からのトランス脂肪酸の摂取を極めて低く抑えるべきであり最大でも一日あたりの総エネルギー摂取量の1%未満とするように勧告しています。

わが国では、消費者庁が食品事業者に対しトランス脂肪酸を含む脂質に関する情報を自主的に開示する取り組みを促す目的で「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針」を公表しました。また、食品安全委員会ではトランス脂肪酸の食品健康影響評価を実施中です。

日本人のトランス脂肪酸の摂取の状況

米が主食で魚を多く食べる平均的な日本人の食生活では、欧米と比較してトランス脂肪酸の摂取量は少なく健康への影響は少ないとされています。

トランス脂肪酸の1人当たりの摂取量
1日あたりの摂取量(g) 摂取エネルギーに占める割合(%) 調査年
日本(平均) 0.7 0.3 2007年
米国(成人平均) 5.8 2.6 1994~1996年
EU(男性平均) 1.2~6.7 0.5~2.1 1995~1996年
(女性平均) 1.7~4.1 0.8~1.9

当社の主な商品の栄養成分値

商品100gあたり 2023年1月1日現在
商品名 栄養成分
熱量
(kcal)
タンパク質
(g)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
ナトリウム
(mg)
飽和脂肪酸
(g)
トランス脂肪酸
(g)
コレステロール
(mg)
小寒 兵庫県産丹波黒豆と抹茶ブレッド 291 9.4 7.6 47.9 350 2.8 0 6
北海道産小麦と新潟県産米粉の食パン 246 6.7 4.1 46.2 438 1.8 0 0
北海道産小麦と新潟県産米粉のハースブレッド 252 6.9 4.2 47.2 448 1.8 0 0
北海道産小麦と新潟県産米粉のロールパン 256 7.0 4.3 48.0 455 1.9 0 0
パイの焼き菓子フィユタージュシュクレ 500 4.7 30.3 52.7 355 1.4 0 5
ほうれん草とベーコンチーズ 278 11.3 10.7 35.0 570 3.4 0 11
3種お豆と米粉のハースブレッド 274 7.5 3.5 54.4 353 1.5 0 0
さつま芋と米粉のハースブレッド 245 5.1 3.5 49.1 351 1.3 0 0
フルーツパウンドケーキ 392 5.8 19.9 48.0 89 0.2 0 0
ウィークエンドシトロン 443 4.5 22.9 55.2 68 0.1 0 0

栄養成分は定期的に更新いたしますが、使用原料の変更や製品の改廃などにより、ご案内の内容が変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
健康増進法で示されている栄養表示基準およびトランス脂肪酸の情報開示に関する指針に従い、いずれも商品100gあたり飽和脂肪酸 0.1g未満、トランス脂肪酸 0.3g未満、コレステロール 5mg未満の場合は0gと表示しております。

参考ホームページ
・食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/
・日本パン工業会
http://www.pankougyokai.or.jp/