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管理部門 寝屋川工場 管理課 島田万視

経済学部経済学科卒。寝屋川工場で営業を2年半経験後、現在の管理課へ。入退社管理や給与計算付随業務、パートスタッフの採用教育などに携わる。

昨日よりも改善された
職場環境をつくること。
それが、私の仕事

「今までこうやってきたから、ではなく、どうすればより良くなるのかを考える」と島田は言う。寝屋川工場には約500人の社員やスタッフが勤務する。その採用や教育、労務管理等全般を担うのが島田の仕事である。ひと口に「管理」といってもさまざまな業務が複雑に絡み合い、すぐには成果が表れにくいことも多い。しかし毎日変わらぬおいしさを生み出す現場を、縁の下で確実に支えるものだ。

工場スタッフは本当に満足して働いているのか?

工場スタッフの履歴書を整理しながら、島田は考え込んでいた。「私が採用に携わったパートさんたちは、本当に、満足して働いているのだろうか?」数日前、あるスタッフが辞めていく際に漏らした、小さな"不満"。原因は、明らかに職場のコミュニケーション不足によるものだ。このところ一定の離職率に改善が見られないことも気になっていた。「もし職場で、小さな気遣いができていないところから誤解やすれ違いが生じているのなら、何にも増して改善しなければ」。早速、製造ラインの責任者たちを集め、何度も話し合いを重ねた。品質の高いパンづくりには技術力のあるスタッフの雇用維持が不可欠。働きやすい職場づくりの重要性を理解してもらうべく、彼女は想いを根気よく訴えていった。その結果、スタッフの離職率は徐々に減少。2年後には、なんと2割近くもダウンした。本気の取り組みが実を結んだ瞬間だった。

周囲の協力があってこそ
自分の仕事が成り立つ

「私は実際にパンをつくる部署ではない。だからこそ、現場の大変さや想いだけは常に共有していたいんです」。現場と同じ目線でいたいと話す島田には、忘れられないエピソードがある。
配属1年目の冬、クリスマスケーキ製造のために、約200人の学生アルバイト採用を任されたときのこと。求人広告の出稿から当日の制服の手配まで完璧にやろうと意気込む気持ちが、逆にプレッシャーとなり重くのしかかっていった。気がつくと殻に閉じこもり、残業の日々……。「そのときに、周りから『指示をしてくれたら手伝うから、1人で抱え込まないで』と言われたんです。この仕事を任せるといった上司でさえ、担当である私を尊重し、そう言ってくれた」。周囲の協力があって、初めて自らの仕事が成り立つことを身にしみて感じたという。そして、この気持ちを共有し切磋琢磨できる職場が「人の神戸屋」といわれるゆえんなのだ、ということも。

ワークライフバランスに
優れた工場づくりを

島田は、現在の仕事についてこう話す。「正直、これで正しいのだろうか?と悩むこともしばしば。しかし完成形はあり得ないからこそ、やりがいがある。私が一生懸命になる理由です」採用や教育に携わったスタッフが活躍する姿を見たり、自分の工夫で誰かの業務がスムーズに進んだり。そうした手応えを糧に、今後もさまざまな改善に取り組んでいきたいという。次の課題は、メンタルサポート体制の整備。
「イヤなことがあっても後ろ向きに愚痴るのではなく、一人ひとりが"どうしたらいいだろう?"と前向きに考えていけるような組織が目標ですね」。また、仕事と家庭生活との調和を図るワークライフバランスの推進にも意欲を燃やす。島田自身2児の母として、現在は短時間勤務制度を利用しながら仕事と子育てを両立するワーキングマザーでもある。「仕事と育児。どちらも自分を成長させてくれるかけがえのないもの。後に続く後輩にとっても良いモデルとなれるよう、これからも様々なことにチャレンジしていきたいですね」と笑顔で語った。

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