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先輩仕事情報

加藤 武

生物資源学部 生物資源学科卒。入社時は洋菓子ラインに配属。その後寝屋川工場・本社・堺工場にて販売計画に合わせた生産体制の調整等を行う業務に従事し、寝屋川工場にて製造ラインでの仕事を経験した後、現在は寝屋川工場で製パン2課の課長を務める。(社)日本パン技術研究所でも学んでおり、工場の生産体制を熟知した人材として活躍中。

日常のライン業務には仕事のヒントがちりばめられている。トラブルの種も、生産性向上の可能性も。

製造ラインでの商品づくり、そして工場と本部において関西地区の生産体制を調整する業務を経験し、生産性の向上には特に高い志をもつ加藤。お客様へ必要なときに必要な量のパンを、一番おいしい状態でお届けすること。そのためには、材料メーカーをも巻き込んだ仕組みづくりが必要だと語る。休みなく動き続けるライン業務から得る日々の学びと、持ち前の「あきらめない」精神力が、加藤の理想を実現させる日は近いかもしれない。

木村 守男
加藤 武
山下 貴大
近本 匡志
中村 剛
技術部門(生産系)(機械・設備系)
佐久間 達也
森脇 広樹
営業部門
舛森 真
天谷 佳純
野中 裕二
治田 真志
玉木 優美子
鈩 優駿
店舗運営企画部門
島田 万視
管理部門

正常稼働が前提のラインでトラブルをいかにして未然に防ぐか?

ラインの責任者・係長を務めていた頃、加藤は、自らもパンの製造に取り組んでいた。他の社員やパートさんと共に作業をしながら、人員の配置やラインの流れが機能しているか目を配る。予定通りの個数を予定通りの時間に納品すること。この“できて当たり前”が24時間365日求められる。それゆえ、トラブルが起こってしまってからのスムーズな対処はもちろん、それ以上にトラブルの種をいかに拾い上げるかが加藤の肩にかかっている。天板の傾きを少し変えてラインの流れを円滑にしたり、パートさんが帰り際に残す「機械から変な音がしてたみたい」「クリームが少なかったよ」という声も加藤は聞き逃さない。「ここは技術屋の集まりです。2つしかない私の目を40数名の目と耳が確実にフォローしてくれます」。こうしたトラブル防止の小さな積み重ねが、パンの安定生産に直結するのだ。

コミュニケーションはチームワークの向上だけでなくラインのトラブル防止につながる。

ラインに合わせてパンをつくるのではない。ラインは、おいしいパンをつくるためにある。

堺工場時代、工場での大量生産が難しいパンについて、ライン化の可能性を当時の係長と探ったことがある。「まず、“食べたいなと思うパン、おいしいパン”があること。それをつくるためにラインがあるのだと、改めて学びました」。生産性の向上も大きな課題だ。これはやり方を誤ってしまうとラインに携わる人員の仕事量の増加になってしまいかねない。やらされ感が充満してはだめだ。全員が同じ方向を向いてモチベーションを維持するために、加藤は考えた。成型作業一つにしても、それぞれ得手・不得手があることは日ごろから把握している。人員の配置を工夫した。ラインに改善の余地がないか何度も検討した。その結果、1日あたりの生産性が10%以上アップしたケースもある。このような時こそが、加藤が仕事に手ごたえと喜びを感じる瞬間なのだ。

チーム作業だからメンバー全員のレベルアップが求められる。

私はあきらめない。徹底的に無駄を排除したシステムが実現する日まで。

これまで先輩たちに育てられてきた加藤は今、後輩を育てる側にいる。ある日、「クリームを絞り出す機械で、物性の異なるフィリングを絞り出すことはできないか」という指示をメンバーに出したところ、「うまくいかないんです・・・」との相談を受けた。その後、加藤は材料や機械などについて、関係するあらゆる部署へも問い合わせながら検証を行った。そして1週間かけて作業が可能であることをメンバーに示し、一つの機械で様々な商品に応用ができることを証明したのである。「簡単にはあきらめない人材を育てたい。たとえ不器用でも、『こんなことがしたい!』という夢や熱意をどんどんぶつけてほしい」。そんな加藤が、自身の抱く夢を語ってくれた。それは、「パンがお客様のもとへ届けられるまでのすべてを徹底的にしくみ化したシステムを実現すること」。材料メーカーと日々の受注情報を共有できるシステムをつくり、材料を準備する段階から徹底的に管理する。そうすることで、必要なときに必要な量を使用してパンをつくれるようにし、ロスの低減とより質の高い材料仕入へとつなげていくのだ。一つの製造ラインだけでなく、工場全体、会社全体、さらには材料メーカーをも巻き込むこの発想は、工程管理をよく知る彼ならではの夢だ。「つくり置きのきかないパンだからこそ、実現すればおいしいパンをお届けできると同時に大きなコストダウンもはかれるはず。ハードルは高くてもチャレンジのしがいがあると思いませんか」。熱く語るその視線は、夢の実現に強く向けられていた。

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